8月12日、津和野の花火大会で、日本レコード大賞新人賞受賞の神園さやかさんが出演されました。7月5日発売のニューシングル「初恋」のカップリング曲「風の思い出」は、津和野が舞台。かつてのアイドルを彷彿させる「清純路線歌謡曲」というのがウリだそうです。公式サイトではビデオクリップも見られます。
実は、津和野がテーマの歌謡曲がいくつかあります。
樋口夏「津和野日記」1977年発売
津和野ご当地ソングの草分けです。週刊少女フレンド連載「はいからさんが通る」風の大正時代のコスチュームが印象的でした。B面が「待ちわびて倉敷」なので、ちょっと誇らしかったのを覚えています。
1977年といえば、アンノン族まっただ中の頃。旅行雑誌片手に、若い女性がレンタサイクルで町中あふれていました。ディスカバージャパンは1970年スタート、新幹線博多開業が1975年、翌1978年には山口百恵が歌う『いい日旅立ち』をキャンペーンソングとした「いい日旅立ち」が始まった頃です。
現在は、ムード歌謡の大御所「敏いとうとハッピー&ブルー」所属のアフト企画に在籍されています。お元気そうでなにより。

森昌子「津和野ひとり」1978年発売
当時、メジャーシンガーによるご当地ソングとして話題沸騰でした。森昌子といえば、日本テレビ系「スター誕生!」(1971年10月開始)に出場。初代グランドチャンピオンとなり「せんせい」で鮮烈デビューした若手演歌界のスター。そんなブラウン管だけでしか会えない人が、津和野の歌をひっさげて、町民体育館で発表会をするというのですから、町中おおさわぎです。
あの頃は結構多くの芸能人が津和野にやってきて、色紙とマジックを片手に、旅館の前でサインをせがむ子どもたちがあふれていました。筆者は旅館の息子に頼み込んで、三田明、音無美紀子、岡田眞澄さんなどのサインをもらっていましたが、「あれは付き人が書くものだ」という夢のない言葉で一喜一憂したものです。
森昌子さんは平成19年度前期NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」にヒロインの母親役で出演。時代を感じますね。 ホリプロHP 森昌子

島津悦子「津和野川」2002年1月発売
日本有線大賞のタイトラーとして誉れも高い歌姫・島津悦子さんがデビュー15周年に繰り出した「津和野川」はゴールデンヒット賞受賞の曲。この曲はオリコンチャートでもなみいるJ-POPの合間に演歌としてはめずらしく結構上位になりました。TBS系「カウントダウンTV」のカウント100のコーナーでも見ることができたものです。一昨年の花火大会にもご出演されました。(画像はTSPに写真がなかったため、本人サイトから引用)
そしてそして、知る人ぞ知る、津和野ソングがさだまさしの「案山子」です。
案山子
作詞 さだ まさし
元気でいるか 街には慣れたか
友達できたか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る
城跡から見下ろせば 蒼く細い河(:城跡と津和野川ですね)
橋のたもとに 造り酒屋のレンガ煙突(:財間酒場の赤いレンガ煙突に間違いない)
この街を綿菓子に 染め抜いた雪が
消えればお前が ここから出て
初めての春
手紙が無理なら 電話でもいい
金頼むの 一言でもいい
お前の笑顔を 待ちわびる
お袋に聴かせてやってくれ
元気でいるか 街には慣れたか
友達できたか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る
山の麓煙はいて 列車が走る(:SLです。山の麓というところもそのまんま)
木枯しが雑木林を 転げ落ちてくる
銀色の毛布つけた 田圃にぽつり(:門林の棚田でしょう)
置き去られて 雪をかぶった
案山子がひとり
お前も都会の 雪景色の中で
ちょうどあの案山子の様に
寂しい思い してはいないか
体をこわしてはいないか
手紙が無理なら 電話でもいい
金頼むの 一言でもいい
お前の笑顔を 待ちわびる
お袋に聴かせてやってくれ
元気でいるか 街には慣れたか
友達できたか
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る
寂しかないか お金はあるか
今度いつ帰る
この曲が確実に津和野のご当地ソングとは言い切れませんが、さだまさしさんがこの曲発表の前頃、津和野にお忍びで何度か訪れています。しかも、情景は細かいところまでぴったり。ぜひご本人にお聞きしたいものです。
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